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たくさんの優しさと、あたたかいおもてなしをありがとう
仲本工事の店「名なし」レポート

2004年12月。
東京、渋谷。若者でごった返すセンター街の人混みをかき分けながら進むと、左手にマクドナルドの入っているビルが見える。そのビルの5階に、ザ・ドリフターズのメンバー仲本工事さんの営む店、「名なし」はあった。通りから見える看板には、愛嬌たっぷりの仲本さんの似顔絵が描かれている。エレベーターで5階にあがると、かわいらしい「こぶ茶バンド」のぬいぐるみと、仲本さんの写真数点が私達を出迎えてくれた。レジでは、「工ちゃんライター」やぬいぐるみの販売をしており、店内の数カ所にはこぶ茶バンドやドリフターズのポスターが貼られている。木のぬくもりが感じられ、とてもアットホームな雰囲気だ。私達を席に案内してくれた店員さんもとても気さくで、近所のおばちゃんのような親しみやすさであふれている。店内でくつろぐお客さんはサラリーマンの姿が多く、渋谷というストレスの塊のような街で、名なしという空間が働くお父さん達をどれだけ癒してきたのかが伺える。私達も、ココが渋谷のセンター街だということをすっかり忘れしまう様な、やさしい空気に包まれた。
店内には、仲本さんの可愛らしいお母様が元気に働く姿もあった。席に着いてまもなくすると、店員の方から「今年いっぱいで閉めるのよ。」という残念なお知らせ!閉店間際に名なしに足が向かったのは、ドリフ好きの虫の知らせだったのだろうか・・・。とても残念だが、お店が無くなる前にこれてよかったと思った。

メニューも豊富で、価格も良心的。料理は2〜3品頼めば大人2人が十分に満足できるボリュームだ!中でも名物の焼きおにぎりは、直径が20センチくらいあって、他では見たこともないピンク色をしている。細かく刻んだ漬け物がゴハンにまぜられており、それをおっきな三角形に型どり、じっくり、香ばしく焼き上げているのである。味も申し分ないのだが、こんなに見た目に楽しい焼きおにぎりははじめてである。長い間この焼きおにぎりがたくさんの人たちに愛されてきたのも納得だ。料理の一品一品に、仲本さんや従業員の方々のやさしさが感じられた。常連でもない私達ですらこんなに悲しいのだから、たくさんの人々が名なしの閉店を残念に思っていることだろう・・・。渋谷という街で、こんなにもあたたかくもてなして下さった名なしの方々に感謝したい。
どうも、ありがとう。そして、おつかれさまでした。(教頭)


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